モダンつまみ細工Waltzのブログ

江戸時代から伝わる伝統工芸のつまみ細工を現代風にアレンジ。モダンつまみ細工「Waltz」として活動。ハンドメイドイベント出店や委託販売もしています。

つまみ細工をご存知ですか?

昨年から始めたつまみ細工ですが、出会いは図書館のハンドメイド本コーナーでした✨
たまたま手にとった本の表紙の写真がとても繊細な作りのお花で1枚1枚の花びらも綺麗で感動し、ページをめくったのが始まりでした。
つまみ細工の作り方は結構シンプルで、糊とボンドと生地とピンセット、はさみが必要で歴史は江戸時代から伝わる東京都指定の伝統工芸です。
その昔は着物の生地がとても高価で貴重で少し汚れたり、擦りきれたりした位で捨てる事はなかったそうです。着なくなった着物も全部綺麗にほどいて、それぞれの生地を再利用したりしたそうです。今の時代のリメイクみたいなものですね。
代表的な生地は薄絹の「羽二重」を正方形に(例えば3㎝×3㎝)切り、それをピンセットで最低三回摘まんで折りたたみ、沢山折りたたんだ生地を組み合わせて花や鳥の文様を作り簪にするという技法です。舞妓さんの簪などが有名です。
1枚1枚の生地を折りたたんだ後、底の部分を10度や30度など角度をつけてハサミでカットしたり、多い時には数百枚摘まんだりするためとても手間のかかる作業です。